ドルチェ&ガッバーナ のファッション業界においての立ち位置

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1985年のコレクションデビュー以来、ファッション業界において強い影響力をもたらしているドルチェ&ガッバーナ。現在では数あるハイブランドと並ぶ勢いで、トップクラスの立ち位置にまで成長しています。
年代を追ってドルチェ&ガッバーナのファッション業界においての立ち位置を検証してみます。

【初期】
1985年に「シチリアの強い女性」をコンセプトにコレクションデビューするまでは、デザイナー(ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナ)2人の注目度がまったくなく、ファッション業界関係者から見向きもされないほどでした。しかし、コレクションを発表してドルチェ&ガッバーナの立ち位置は一変します。
たちまちデザイナー2人の才能に注目が集まり、ファッション業界においての立ち位置が急上昇します。しかし、100年以上の長い歴史を持つハイブランドが数多く存在する中、伝統のあるブランドと肩を並べるというよりは、まだ新しいブランドとして期待されているという状態です。

【中期】
ニット、メンズ、ビーチウェア、ランジェリー、フレグランスなど、徐々に新しいラインを展開していったドルチェ&ガッバーナ。特に、1990年代の活躍によってドルチェ&ガッバーナのファッション業界における立ち位置はさらに上昇します。世界中に店舗が拡大して、一躍世界的な人気ブランドに。
マドンナやビヨンセなど、有名なスター達が愛用したことも大きく影響しています。

【後期】
世界中から注目されるトップブランドに成長したドルチェ&ガッバーナ。2005年には収益が5億9700万ユーロ(2005年当時の平均1ユーロ135円で換算して約805億9500万円ほど)までおよびました。ファッション業界も認めるほどのトップクラスのハイブランドに成長したドルチェ&ガッバーナ。1996年より日本市場に参入したセカンドラインのD&Gは、日本国内の売上高が数十億と推測されるほどの人気でしたが、人気があるがゆえに模倣品が氾濫。大きな障害となり、日本での事業展開を2010年に終了しています。D&Gブランド自体も、メインラインへ集約することを理由に2012年に終了しています。
日本ではD&Gが大流行したことにより、若者(ギャル)のブランド化していた時期もありましたが、主要ラインに絞ったことによりギャルブランドとしての認識は落ち着きを見せ、以前までの本物志向の大人の男性が求める格式高いブランドとしてのイメージに戻りつつあります。
世界でのドルチェ&ガッバーナのファッション業界における立ち位置は、大ブレイクした1990年代と変わらず、2000年代も数々の名誉あるデザイナー賞を受賞するなど高く評価され続けています。

【現在〜その後】
最新の2014-15秋冬メンズのミラノコレクションでは、シチリアの国王やノルマン王朝、マルトラーナ教会などからインスピレーションを受けたデザインで登場。圧倒的な存在感とオーラで魅了しています。
今後のドルチェ&ガッバーナもシチリアをインスピレーション源とした力強い作品で、ファッション業界を牽引してくれることでしょう。

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