ドルチェ&ガッバーナの経営危機

ドルチェ&ガッバーナ1985年の創立以後最大のピンチ

2013年6月19日、ドルチェ&ガッバーナの創立者であり経営者でもあるのドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナの2人に脱税の容疑で1年8ヶ月の禁固刑の求刑と、約50万ユーロ(約6400万円)の罰金支払いがイタリアの裁判所によって言い渡されました。裁判所によると、イタリアの法人税から逃れるための架空の会社としてルクセンブルクに実際には運営していない持ち株会社「Gado(ガド)」を設立。当初は約10億ユーロの脱税の罪が問われていましたが、その中の2億ユーロ(約256億円)を脱税容疑で認定した判決が下されています。
2人は容疑を全面否認、現在控訴中です。
ステファノ・ガッバーナはツイッターで、「私は服を作ること以外に興味はない。真実ではない罪に問われるのは良い気分ではないが、気にすることはない」という内容を投稿しています。
2人共に、「泥棒のような扱いに応じるつもりはない、泥棒ではないのだから」と無実を切実に訴えかけています。

ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは起訴事実を全面否定して上訴。抗議行動も。

脱税の容疑がかけられたドルチェ&ガッバーナの創立者2人は起訴事実を全面的に否認しています。2人は直ちに上訴して、現在は刑が一時保留中です。
もし、3億ユーロほどの高額な罰金を払うことになった場合、2人はドルチェ&ガッバーナの事業を閉鎖すると話しています。
そして、ドルチェ&ガッバーナは2013年の7月19日から21日の3日間、ミラノ市内の全店舗を閉鎖するという形でミラノ市に対しての抗議行動を行いました。
「30年間ミラノのために尽くしてきた。経済発展にも後援してきたと自負しています。」と言い、税金を支払っていることを証明するためにミラノ市の高額納税者上位一覧表も公開した。
2人がこれほどまでに怒りを表した理由は、ミラノ市の議員が「脱税者にファッション業界を代表させる必要はない」と発言したことがきっかけでした。ミラノ市長は議員の発言を打ち消し、当の本人も発言に対して謝罪をしています。

世間の反応

ドルチェ&ガッバーナの顧客を含めた一般人の反応は、発表されている金額が巨額すぎてただただ驚くばかり。脱税の真相はわかりませんが、ドルチェ&ガッバーナというブランドがすばらしいものであることには変わりありません。ドルチェ&ガッバーナの顧客達からは「ブランドがなくなるということは考えられない」というの声が多数あげられています。
マドンナやビヨンセ、ケイトモスなど多くの有名人を顧客に持っていることでも知られているドルチェ&ガッバーナ。今まで数々の功績を残し、ファッション業界に多大なる影響をもたらしてきた世界的なブランドです。
シチリアの神話をデザイン源とした2014年のコレクションも大成功を収めています。今後もドルチェ&ガッバーナの活躍を期待したいと願っています。

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