中国でのドルチェ&ガッバーナの人気とは?

急成長を続ける中国の高級ブランド市場。2013年には全世界と比べて中国人のブランド消費率がアメリカ人を上回ったほどです。年代を追いながら、中国でのドルチェ&ガッバーナの人気度・影響度を検証してみます。

2011年 ドルチェ&ガッバーナが中国市場に関心を高める

中国では、高級売り上げ市場が急成長しています。数多くのブランドが中国に関心を高め中国市場に注目。そして、ドルチェ&ガッバーナも2011年に中国に事業を拡大しました。日本は2010年時点で高級市場の規模は世界3位。日本人の高級購買層が支出を抑える傾向にあるため、今後は日本の高級市場がさらに減少すると予測されています。
相対して、中国の高級市場は2020年までに年間約約1010億ドルにまでなると予測され、世界的なブランドが中国市場に次々と乗り出すようになったのです。
ドルチェ&ガッバーナの全世界の売上高の中で日本が占める割合は3%ほどだそうです。しかし、2010年調べによると、中国を中心とした日本を除くアジア地域でのドルチェ&ガッバーナの売上高は、全体の16%をも占めました。

2013年〜 ドルチェ&ガッバーナの最大顧客である中国富裕層に変化が

北京オリンピックの開催をきっかけに、2008年あたりから、ブランド品を持つ中国人が増え始め、高級ブランド市場は年々成長を続けていました。特に中国の富裕層は、財力を見せびらかすかのようなわかりやすいブランド品を身に纏い、一目で高級ブランドとわかるような派手なファッションを好みました。しかし、2012年秋に中国共産党のトップが贅沢禁止を宣言してから、高級ブランドのロゴが大きく見えるような目立つブランドのファッションがしにくくなりました。次第にブランド市場において最大の顧客の中国富裕層達は、「富を隠す」ファッションをするようになり、小さな目立たないブランドロゴのデザインか、ロゴのない高級ブランド品(例:ボッテガ ヴェネタなど)を持つようになり、中国の政治力によって中国のドルチェ&ガッバーナの店舗は大きなダメージをうけます。
倹約令が出てから、購買客は中国国外で安くドルチェ&ガッバーナを購入するようになり、その結果2014年1月に上海のドルチェ&ガッバーナは閉店しました。

中国人のドルチェ&ガッバーナの人気度

倹約令の影響により、2011年まで大成功していた中国国内のドルチェ&ガッバーナの店舗は2013年頃から人気が下降しますが、ドルチェ&ガッバーナのブランド自体の人気が落ちたわけではありません。中国人が国内で購入しなくなったと言うだけで、ドルチェ&ガッバーナの顧客達は香港や日本などの国外でドルチェ&ガッバーナを購入するようになったのです。
ドルチェ&ガッバーナの中でも、ロゴの目立たないファッションは多数あり、中国の富裕層たちは「富を隠す」ドルチェ&ガッバーナスタイルを現在も楽しんでいます。

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