ドルチェ&ガッバーナの業績

ドルチェ&ガッバーナは、1985年にミラノでコレクションデビューして以来、モード界をリードするトップブランドに成長したイタリアのラグジュアリーブランドです。比較的新しいブランドではありますが、今では長い歴史を持つ世界的なブランドとも肩を並べるほど高く評価されています。

ドルチェ&ガッバーナが大流行した2000年代前半期の業績

ドルチェ&ガッバーナの活躍が目立ったのは2000年代前半期です。2003年には歴史あるハイエンドブランドが数多く存在するイタリアの企業の中でも売上高が7位となり、約700億円を超える収益をあげました。ちなみに1位はグッチ、2位プラダ、3位アルマーニですが、ドルチェ&ガッバーナはトップにも迫る勢いです。

世界的なスーパースターや有名セレブ達が愛用していたり、広告塔になったことで、ドルチェ&ガッバーナの人気に拍車がかかりました。年を重ねるごとに伸び率が上昇して、2005年には収益が5億9700万ユーロ(800億円を超える金額)となるほどの人気となり、世界中でドルチェ&ガッバーナ旋風を巻き起こしました。

2001年に「ドルチェ&ガッバーナジャパン」が設立してからは、日本でも「ドルガバ」との愛称で親しまれるほどの人気となり、日本市場でも大成功を収めました。

ドルチェ&ガッバーナの独自の世界観からなるデザインには、ファッション業界からも賞賛の声が上がっています。ディズニーとコラボレーとしたミッキーマウスらのTシャツなど、驚くほどの発想力に脱帽させられます。

その後、ドルチェ&ガッバーナを真似てディズニーコラボの商品が氾濫しましたが、それほど影響力の高いブランドとも言えます。

1994年よりスタートしたセカンドラインのD&Gも大成功。D&Gの成功もドルチェ&ガッバーナの業績アップに大きく影響しています。D&Gは、若者向けのカジュアルラインとして、ドルチェ&ガッバーナと比べると比較的手ごろな値段で手に入れることができます。

2000年代当時、ドルチェ&ガッバーナ社の日本国内の売り上げが約100億円と推定されています。ファーストラインのドルチェ&ガッバーナはその中で約70億円、セカンドラインのD&Gは約30億円を売り上げています。

2010年以降のドルチェ&ガッバーナの業績

2010年以降のドルチェ&ガッバーナは、大きく変動します。その中でもD&Gの撤退は大きな衝撃をもたらしました。D&Gが日本から撤退したのは、2010年のことです。その後、2012年にはブランド自体が終了しました。その理由は、ファーストラインのドルチェ&ガッバーナ1本に統合するということです。

D&G売り上げは良かったのですが、安価で提供していたため利益が少なかったようです。さらに、模造品の氾濫もD&Gの撤退理由に影響したと言われています。

2010年のD&G日本撤退時には、全18店舗を一気に閉鎖したため、困惑するスタッフやD&Gを愛用する顧客達が大勢いました。ただ、ライセンスのD&Gフレグランスやアイウエアや時計やアクセサリーなどは継続しています。

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